今回は思いのほかゆっくり、そしてアニメオリジナルシーンまで入っていました。4巻の最後まではいきませんでしたね。
これは益々どこまでどうやるのか…個人的には後日完結編放送とかでやってほしいところですが…
第八話『螺旋』
話は誰かがバスに!の続きから。
怒っている様子でダンボールに八つ当たりして去っていく…加代をターゲットにしていた真犯人が上手くいかなかったことにイラ立っていた、という描写ですね。
足跡の柄が原作と違っていたのは滑り止めシート感を出したんでしょうか…
隠れ家にちょうどいい場所は真犯人にとっても都合が良い場所であるというのはよく考えればわかることなのですが、まさか加代の隠れているところに来るなんて恐ろしいニアミスですよね…本当に見つからなくてよかった…!
悟が加代呼びになりましたが、朝にバスへ行った時と児童相談所が来たことを報告していた時に『雛月』呼びがあって、あとはだいたい名前呼びだったのが謎でした。まだ呼び慣れてないってことですかね…
原作では『加代』に統一されていたので。
そういえば悟の持ってきた弁当箱がヒーローのやつだった。
お母さんに買ってもらったのかな…微笑ましい(笑)
加代が母親と離れても平気だと思えるのは、本人も言っていたように『みんながいる』から自分には母親だけではないと考えられるようになったこともありますが、自分の置かれている状況が異常であると認識できるようになったこともあるのではないかと。藤沼親子の様子も間近で見たりしていたし…
助けを求められる相手がいて、その上で助けを求めてもいいことなんだと思えることが重要なのではないかなと。
加代からやっとプレゼントをもらえたところは良かったですね。
ヒロミがまた『ダイタン』言ってるの笑った。
リュックの中身、原作では悟は膝をついたまま見ていたのをアニメでは立ったままで転がって来たガムテープに後ずさる演出になっていたのはなかなかでした。
片付けの最中にケンヤが不審に思った?様子のところは『やっぱり虐待のことだけじゃない?』と考えているのかなと。
アニメオリジナルのお風呂シーンは、サービスシーンか!?と(笑)
29歳しっかりしろ!ってほんとソレ。
風呂上がりやパジャマ、電気の話もオリジナル部分でしたが、原作のパジャマは柄や形が悟のものと同じだったので家にあったやつを使っているような気がします。
悟の「うん」でお母さん2回殴ってた(笑)
朝ごはんの加代の涙のところはすごく良かったですね。
あえて悟のモノローグを無くしていたのが個人的にはとても良い演出に感じました。
その他変更点について
彩とその友達の会話が少し変わっていて…
原作では彩が「早季(サキ)は朗読得意でしょ」と言っているところを友達が「彩の方が朗読得意なのに」と言っていましたね。
何となく社交的で友達のいいところも見つけてアドバイスできるしっかりした子というイメージでしたがアニメは何でも上手くできちゃう子みたいな感じでしょうか。
ビジュアルもけっこう変わってますしねえ。
職員室での会話も1度目のリバイバルで加代失踪時に授業中上の空の悟に『こういう時こそ普段通りに~』というセリフが無かったので、『八代先生の言葉だよ こういう時こそ~』と言っていた(これで不審に思われた?)のが『先生いつも言ってるでしょ ~』に変わっていました。
そして「“何事も全力だ”…とか言っちまったからな…」というセリフが悟に直接声に出して言っていたのが意外な変更。
去る悟の姿を見ながら思うだけだったのが…別にそんなに不自然な流れではないのですが、ちょっと気になりましたね。
それから児童相談所の人が「3日も行方不明だそうだ」と言っていましたが、原作では『2日』と言っていることについて。
3月2日の夜に悟たちが匿って、この日が4日の夜なので確かに3日目と言えばそうなのですが…。
この部分のアニメでの設定として、言い方から八代先生が『3日行方不明』だと伝えたと考えると、欠席したのが2日間なのに『3日』だと思ったのは悟の関与を察したことで2日の夜(誕生日会後)から物置にはもちろん、家にすら居なかったということに感付いたのではないか?と思いました。
アニメでは登場人物の怪しげな部分を強調したり色々と原作未読の人に推理させるところを増やしているのかな~という印象。
そしてまた気になるところで次回!となりましたね~。
いい引きでしたが、ついつい尺が気になってしまいますね。
ところでお気づきかもしれませんが、悟が加代呼びになったので感想も加代呼びにしてみました(笑)
とりあえず今後は加代呼びということで…それではまた次回。