今回は一気に5巻の半分まででしたね。
ケンヤとのやりとりが随分カットされていました…
10話の予告の感じからすると5巻最後のシーンはありそうだし、タイトルの意味をちゃんとやるならやっぱりこのままの時間軸で進むべきだし…次回は6巻冒頭までやって、そのあと最後の2話で真犯人の過去や悟の記憶関係をほとんどカットして早々に犯人との最終決戦!…とかでしょうかね…?
第九話『終幕』
雛月母が以前夫から暴行を受けていた…という回想、母とその母親との会話や離婚後の加代との会話がアニメでは無かったので、アニメのみの人にはちょっとわかりにくかったのでは…とも思いました。
加代との会話を見ると加代が今まで母親の言うことを聞いていたのにもこのやり取りがあったから余計になんだろうな、というのがわかるんですよね。
アニメだと結構すぐ虐待始めたようにも見えましたが、原作を読んだ時は母子家庭でやっていくうちにだんだん辛くなってきて彼氏が出来て子供が邪魔になってきて…という流れだったのかなあという印象でした。現実でもよくありそうなパターン…。
そういえばアニメでは彼氏が家の中からのぞいて、『そちらの方も一緒にお話しさせて下さい』と児相の人に言われるシーンがありませんでしたね。
悟が『あの男も母親と一緒に加代を虐待してた野郎だ…!』と鬼の形相になってるところ(笑)
八代先生が雛月母の母親を連れてきて一件落着…って、なんかこう…立てこもり犯とかの説得に母親連れてくるみたいな…(笑)
前回夜に多分家で電話をかけていた相手がこの人だったわけですが…あの時ハムスターの回し車が映ってたんですよねえ。EDにもちらっと出てくる…
進み具合を見てるとスパイスと蜘蛛の糸の話が出るのかどうか?と思うのですが。カットしないと終わらなそうな…。
悟母の「あんたにもきっと そんな時があったっしょ」というセリフ。
原作だと回想の時に雛月母が加代をおぶって仲良さそうな1コマが描かれているのでそんな時期もあったんだろうなあと想像しやすいんですよね。アニメでは出てこなかった…。
八代先生が貰い泣きしてるっぽいのちょっと笑ってしまった。
原作じゃそういう感じではなかったような。目元は隠れてる?ので何か思うところはあったのかもしれませんけどね…。
悟が『父親の言葉ってこんな感じだろうか』と思ったりするくらいにはいいこと言ってるんですけどね~。自分の信条というか、全力で頑張った悟が『代償』として加代の笑顔を手に入れることは彼にとって当然の結果なんでしょう…。
加代の「ありがとう あたしをここから連れ出してくれて」をここで言わせてしまっていたので、後であの場所で悟に言うシーンはカットですかね~。ちょっと残念。
加代の去り際に文集の朗読(?)が。
読み方次第で全く同じ文章なのに以前のSOSを発するものから、未来への希望に満ちた印象に…というのはアニメならではの演出でしたね。
そしてここからすごく端折る…あと色々と変更されていました。
八代先生と車に乗るシーンがお母さんと一緒に乗る1度だけになっていて、原作1度目の乗車での会話が職員室で、飴のことを知るのは母と乗車した時の方にまとめられていました。
加えてケンヤに違和感を指摘されてその後バスへ行く話は八代先生の車に乗った(原作での2度目の乗車にあたる)後の日に。
ユウキさんの家に行って中西彩のことを知っているか聞いたりするシーンもカットでしたね。
ケンヤとの会話ではケンヤが悟の追う事件に深く関わる理由となる隣の市の事件及び弁護士である父親の話が丸々カット。
ケンヤがユウキさんと加代が一緒に居るところを何度か目撃していてユウキさんを危険視していたり、警察に2人が一緒に居たのを証言したのもケンヤだった…という話もありませんでした。
隣の市の事件の話が無いとバスでの『誘拐犯がこの街にいる』という悟の発言って原作以上に相当突拍子もない話に感じるんですがそれに『俺が信じるか信じないか、だ』って言えるケンヤすごいよねってなる(笑)
ヒロミが『僕も悟君のこと信じたい』と言うシーン…何故か手を握って頬を染めるという…
アニメのヒロミの反応がいつも原作より女子力高いの笑う。
原作だとまつ毛多くて男子にしては長めの髪とおとなしめの性格で女子っぽい印象でしたがアニメはしぐさや反応が女子っぽいですね。
最後に美里がひとりぼっちで帰る描写が。
順当に考えたら美里が新たなターゲットになりそう…と思うわけですよね…。
次回の『歓喜』が最初は殺されるはずの3人がターゲットから外れた悟の喜びかと思ったんですがこれって真犯人側の感情なのかなと…。
尺を考えると次回の終盤から怒涛の展開でしょうか。
どうまとめてくるのか…。
余談ですが先日本屋で僕街最終回の載っている雑誌を見かけて瞬間手を伸ばそうとしたけどハッとして思いとどまりました。
危なかった…最終巻が出るまで我慢…ッ!!